・早稲田通りに面したカフェの改修プロジェクト
・計画にあたって、オーナーと話すなかで見えてきた要望は以下の3点。
1.小さな演奏会やトーク、展覧会、お芝居や舞踏など様々なイベントが行える場所にしたい
2.元の(少しクラッシックな喫茶店の)空気をいかし、ゆっくり落ち着ける店にしたい
3.オープンなキッチンとしたいが、スタッフが休憩できるスペースも必要
・そこで、元の色調である白と焦げ茶を基調としながら、主にキッチン周りを改修、オープンカウンターとした。また裏方となっていた入口脇の小さな窓辺のスペースを、アルコーブ状の客席とし、その上部にスタッフ休憩用のロフトを準備した。
・様々なイベントに対応するためには、オリジナルのテーブルを製作した。2つに分離し、脚を折り曲げることで、テーブルがベンチとなる。脚の長さを変えることで、前列から後列にかけて高くなる客席として、ならべることが可能になる。
・学生街という立地に、昔からあり、多くの人の記憶に残る喫茶店。実は、自分も学生の頃好きだった場所でもある。
今回のリノベーションで、ゆったりと落ち着いた時間は引き継ぎながらも、様々なイベントに使われていくことで、新たな場面の記憶をつくりだす場所になってもらえたら、と思う。
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